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ー鳶職の仕事とは?メリットとデメリットをわかりやすく解説!ー

鳶職の仕事とは

鳶職(とびしょく)は、建設現場で高所作業を中心に行う専門職です。足場の組み立てや解体、鉄骨の組み上げ、重量物の運搬・設置など、建築・土木の現場に欠かせない重要な役割を担っています。建物の「骨組み」を支える職種とも言えるでしょう。鳶職には専門知識と高い身体能力が求められ、安全性への配慮も欠かせません。

では、そんな鳶職にはどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。実際の仕事内容や働く環境を踏まえて、詳しく見ていきましょう。

鳶職のメリット

専門技術が身につく

鳶職では、足場や鉄骨の組立、玉掛け、重機との連携作業など多くの技術を現場で学ぶことができます。国家資格や技能講習もあり、キャリアアップが可能です。一生ものの技術を習得できるのは大きな魅力といえるでしょう。

体を動かす仕事で健康的

屋外での作業が多く、体を動かすため、デスクワークと比べて体力を維持しやすい環境です。規則的な生活を送りやすく、筋力や持久力も自然と向上していきます。

収入が比較的高め

鳶職は肉体労働であり、かつ専門性が求められるため、他の建設系職種と比べても収入が高い傾向があります。未経験からでも日給制で安定した収入を得られる点は大きなメリットです。

仲間意識が強く人間関係が築きやすい

現場ではチームワークが求められます。そのため、自然と信頼関係が構築され、先輩・後輩とのつながりも強くなりやすい職場です。人間関係に悩みにくいのも利点のひとつです。

鳶職は、専門技術を高めながら安定した収入と仲間意識の強い職場環境を得られる、やりがいのある職種といえるでしょう。

鳶職のデメリット

高所での作業による危険性

鳶職の最大のリスクは、高所作業による転落事故です。安全対策は年々強化されていますが、常に危険と隣り合わせであることは否めません。集中力と注意力を常に保つ必要があります。

天候の影響を受けやすい

鳶職は屋外作業が中心であるため、雨や風、夏の猛暑・冬の寒さなど、天候に大きく左右されます。雨天時には作業が中止になることも多く、収入に波が出るケースもあります。

体力勝負の仕事である

常に重い資材を持ち運ぶことや、脚立・足場での移動などがあるため、体力的な負担は大きいです。若いうちは問題なくこなせても、年齢を重ねるごとに継続が難しくなるケースも見られます。

資格や経験が必要な現場が多い

未経験でも始められますが、ある程度の経験や資格がないと現場によっては仕事を任されないこともあります。技術を積むまでに時間がかかることも覚悟しておく必要があります。

鳶職には危険性や体力的な負担といった課題もあるため、自身の適性や長期的な働き方についてよく考えたうえで選ぶことが大切です。

鳶職に向いている人とは

メリットとデメリットを踏まえたうえで、鳶職に向いている人の特徴をまとめます。

* 高所が平気な人
* チームワークを大切にできる人
* 体力に自信がある人
* 専門技術を身につけたい人
* 危険に対して慎重に行動できる人

逆に、デスクワーク志向の強い方や、高所恐怖症の方、ルーチン業務を好む方には向いていない可能性があります。

鳶職を目指す際の注意点

まずは現場見学や体験から

いきなり就職するのではなく、体験入社や見学を通じて現場の空気を知ることが大切です。実際の作業や人間関係に触れることで、自分に合っているか判断しやすくなります。

安全対策を徹底する姿勢が求められる

鳶職では、何よりも「安全第一」の意識が重要です。ヘルメットや安全帯の着用はもちろん、現場ルールを順守する責任感も必要です。

将来のキャリアパスを意識する

長く働くためには、資格取得や職長への昇格、独立開業など将来的なキャリアの選択肢を持つことが大切です。収入や働き方の幅を広げるためにも、自分なりの目標を設定しましょう。

現場の経験を積み重ねながら、技術力や責任感を磨くことで、鳶職としての可能性はどんどん広がっていきます。

まとめ:鳶職のメリットとデメリットを理解して選択を

鳶職は、高所作業という特殊な仕事でありながら、専門技術を活かして高収入を得られるやりがいのある職種です。一方で、体力的な負担や安全面でのリスクも無視できません。

自分の適性や将来設計を踏まえて、鳶職という選択を前向きに検討することで、長く働ける仕事につながる可能性があります。現場での経験や仲間との連携を通じて、他では得られない貴重なスキルと成長を得ることができるでしょう。

2025.07.18