BLOGブログ

  • TOP
  • /
  • ブログ
  • /
  • ー鳶職の仕事の流れとは?初心者にも分かりやすく解説ー

ー鳶職の仕事の流れとは?初心者にも分かりやすく解説ー

鳶職の仕事の流れについて

鳶職(とびしょく)は、建設現場で作業を行う職業の中でも、非常に重要な役割を果たしています。高所での作業が多く、非常に危険を伴うため、熟練した技術や知識が必要とされます。しかし、その仕事の流れを理解していれば、初心者でも安心して業務に取り組むことができます。今回は、鳶職の仕事の流れについて、初心者にも分かりやすく解説します。

 

鳶職とは

鳶職は、建物や構造物の工事現場で、高い場所での作業を担当する仕事です。具体的には、鉄骨の組み立てや足場の設置、ビルの外装作業などを行います。高所で作業をするため、安全管理や高度な技術が求められます。鳶職は、建設業界でも重要な役割を担っており、現場を支える重要な職業です。

 

鳶職の仕事の流れ

鳶職の仕事の流れは、現場ごとに異なることがありますが、基本的な流れには共通点があります。以下では、一般的な鳶職の仕事の流れを紹介します。

1. 現場の準備作業
最初に、現場に到着すると、まずは周囲の確認を行います。安全帯の装着や足場の状態、道具の点検などを行い、安全に作業を進めるための準備を整えます。

2. 足場の組み立て
鳶職の基本的な仕事は、足場を組み立てることです。足場は、建物の外側を囲むように設置され、作業員が安全に作業を進めるために必要不可欠なものです。足場を組み立てる際は、慎重に作業を行い、しっかりとした固定を確認します。

3. 鉄骨の組み立て
鉄骨の組み立ては、鳶職の中でも最も重要な作業の一つです。大きな鉄骨を正確に組み立てていくためには、周囲の作業者との連携が不可欠です。鉄骨の組み立てが終わると、次はその上で作業を行うための足場を設置することが多いです。

4. 現場での作業
足場が完成した後、作業員が現場での作業を進めます。ビルの外装工事や屋根の修理など、鳶職の仕事は多岐にわたります。高所での作業は危険を伴うため、作業中の安全を常に確認しながら進めることが重要です。

5. 作業終了後の点検・撤収
作業が完了した後は、足場の撤収作業を行います。また、道具や機材の点検・清掃を行い、現場の整理整頓をしてから次の作業に備えます。安全に作業を進めるためには、これらの点検作業が欠かせません。

 

鳶職の作業環境と注意点

鳶職は高所での作業が多いため、作業環境には特に注意が必要です。以下の点に注意して作業を行うことが求められます。

– 安全第一
高所作業では、常に安全帯を使用することが義務付けられています。また、現場での事故を防ぐために、作業前に周囲の確認を行うことが重要です。

– 天候に注意
天候が悪化した場合、作業が中断されることがあります。風が強い日や雨の日は、作業が危険になるため、天候を予測し、適切に作業を進めることが求められます。

– 体力と技術が重要
鳶職は肉体的な負担が大きいため、体力が必要です。また、高い場所での作業には高度な技術が求められるため、経験を積んでいくことが大切です。

 

鳶職に必要なスキルと資格

鳶職には、特別な資格やスキルが必要です。初心者が鳶職に従事するためには、まずは基礎的な知識を学び、必要な資格を取得することが重要です。

– 足場組立作業主任者
足場を組み立てるためには、足場組立作業主任者の資格が必要です。この資格を取得することで、安全に足場を組み立てることができます。

– 玉掛け技能士
重い資材を吊り上げる作業には、玉掛け技能士の資格が求められます。吊り上げ作業は非常に危険を伴うため、資格を持つことで安全に作業を進めることができます。

– 安全管理の知識
高所作業には、安全管理の知識が不可欠です。事故を防ぐためには、現場ごとのリスクを把握し、適切な安全対策を講じることが重要です。

 

鳶職のやりがいとキャリアパス

鳶職は高所作業が多いため、最初は不安もあるかもしれません。しかし、作業が完了した時の達成感や、建物が完成していく過程を見守ることができるやりがいのある仕事です。また、経験を積むことで、より高い技術を習得することができ、将来的にはリーダーとして現場をまとめる役割を担うことができます。

 

まとめ

鳶職の仕事は、高所作業を中心に、足場の組み立てや鉄骨の建方など、多岐にわたる重要な役割を担っています。建設現場において、安全で効率的な作業を進めるためには、専門的な技術や知識を身につけることが不可欠です。

特に、高所での作業が多い鳶職は、安全対策を徹底することが最優先事項です。そのため、作業に必要な資格を取得し、現場でのルールを守ることが求められます。また、作業中のチームワークも非常に重要であり、仲間との連携を意識しながら作業を進めることで、事故のリスクを減らすことができます

未経験者でも、しっかりとした準備と学びを通じて、鳶職の仕事に取り組むことは可能です。最初は基本をしっかり学び、安全対策を理解したうえで経験を積んでいくことが大切です。特に、体力やバランス感覚を鍛えることで、よりスムーズに作業をこなせるようになります。

鳶職は、建設現場になくてはならない仕事であり、スキルを磨けば安定した仕事を続けることができます。一歩ずつ成長しながら、経験を積んでプロフェッショナルを目指しましょう!

2025.02.21